お好み焼きと手紙

ママはお好みよりもんじゃ派です。
ママはお好みよりもんじゃ派です。

こんにちは、母です。

 

だいぶ遡った話ですが、先月柚子の葬儀から数日後に私の父の誕生日がありました。ちょうど当日が土曜日だったので近所のお好み焼き屋で私達夫婦、私の両親、妹一家で食事をしました。もちろん柚子も一緒です。

 

そのお店は住宅街にある一軒家で店内はリビング1室分に鉄板付きのテーブルが3つしかない小さなお店です。表に看板が出ているわけでもないので、言われなければきっと気付きません。近所に住む妹が見つけてくれたお店で私達は初めて行ったのですが、とてもリーズナブルで親戚家で過ごすような居心地の良さにすっかり虜になってしまいました。もちろん味も良く大満足でした。

 

父に妹一家からはTシャツのプレゼント、私達からはお酒をプレゼントしました。すると、なぜかうちの旦那にもお揃いのTシャツをいただき、よく見ると妹の旦那さんと甥っ子も色違いを着ていました!男子全員お揃いTシャツ。笑) 旦那はそのTシャツがとっても気に入り、翌日さっそく仕事に着て行きました。ありがとう妹一家。その日、甥のH君から柚子に手紙をもらいました。優しい気持に心があたたかくなりました。

 

 

私が妊娠した時、当時5歳のH君に「お腹の子は男の子と女の子どっちかな?」と聞いたら「うーん、女の子!」と言い当ててました。今思うと、やっぱり子供はそういうのがわかるのかも。続けて私が「女の子ならなんて名前がいいかな?」と聞いたら、「うーん、らびん!」と言いました。…らびん?インド系?漢字だと羅便?…と不思議な名前を提案されました。みんなで大爆笑したなー。懐かしいです。

 

柚子が病気を持って生まれて、入院が長く、自宅に帰ってからも酸素のチューブを付けていましたが、H君は遊びに来るときちんと手洗いをしてから、絵本を読んだり、笑わせてくれたり、優しく話しかけたりととても可愛がってくれました。お手紙を柚子も見てくれたかな?

 

私は柚子が旅立った時に「病気に負けてしまった」と思いました。

でもH君の手紙には「びょうきにまけないで よくがんばったね」って書いてあったのを見て、柚子の体は病気に負けてしまったけど、お空に旅立ったのは、神様と約束していた【地上にいる契約期間】が終わったからだと思うようになりました。負けてなんかない。全力で最後まで一生懸命生きたもんね。柚子のいない現状をまだ理解できないし悔しい気持ちは一生消えませんが、少しずつ自分の中で整理していかないと。