柚子と自宅で過ごした数日間(上)

こんにちは、母です。

 

ブログに書くことが結構溜まっています。自分の気持ちの整理の為と、同じような経験をして心を痛めているご家族へ少しでも参考になればと思い、記録していきたいと思います。

 

1日目》柚子が自宅に帰ってきて、私達夫婦は何も手につかずにいましたが、まずは柚子の体をどうするんだろうと…。すぐに葬儀社に電話しました。葬儀社の方に簡単に事情を説明すると、30分もせずに自宅に来てくれました。暖かくなってきたこともあり、柚子の体の周りにタオルに包んだドライアイスを置いて冷え冷えにしていました。当たり前ですが、初めてのことばかりで、目の前で進んでいく作業に現実味がありません。

当日は親族が来ることになったので、葬儀の打ち合わせなどは翌日行うことになりました。

 

2日目》午前中に葬儀社の担当者の方が来て、ドライアイスの交換をしてから葬儀の打ち合わせが始まりました。私達だけでは心配だったので、旦那の両親に来てもらい、お墓のことなど聞きながら進めました。

どんな葬儀にするのか、お墓はどこにするのか、お墓がお寺にあるのなら、お寺さんに読経していただくため、お寺さんのご都合を確認しなくてはなりません。

私達夫婦は結婚してからまもなく3年経ちますが、私は旦那側のお墓参りに行ったことがありません。旦那はうちの父方のお墓参りに行ったことがります。うちの親が定期的にお墓参りに行く方だったので、ちょこちょこ「お墓参り行かないの?」と聞いても旦那は空返事。聞いてみたら旦那以外の家族(親・兄弟は)結構行っていたようで、それにもびっくりしました。旦那の職場が反対方向だったのでそれもあるのかなと。まあそれはいいとして。

柚子が入るお墓は旦那のおばあちゃんのところに決めて、そのお寺さんにお願いすることになりました。通常2、3日後に葬儀ですが、お寺さんのご都合で土日になりました。

柚子が自宅に帰ってきて、私達は全く食事が取れなくなってしまいました。食欲というものが無くなり、胸がいっぱいで固形物がなかなか食べれなくなってしまいました。でも生きているのでお腹は空きます。買い出しにいく力も無く、夜に体調を崩し、私の母に緊急ヘルプを出してウィダーインゼリーを買ってきてもらいました。これしか喉を通らないんじゃないかってくらい、喉が潰れてしまったような感覚です。

 

柚子は冷え冷えのタオルに囲まれていますがお顔は出ています。まるで眠っているような綺麗なお顔です。私たち夫婦はそばに座ってみたり、お顔を触ってみたり、各々の楽しみ方で柚子との時間を過ごしました。つづく…