いよいよ出産!【後編】

無事に帝王切開手術を終え、移動用のベッドに乗せられた時、ものすごい寒気が襲ってきました。

 

手術室から出た所に旦那達が待っていてくれました。みんなは赤ちゃんが保育器で出てくる所に会えたようで、可愛かったよーとか、お疲れさまーと声をかけてくれたのですが、とにかく寒くて寒くて、旦那に向かって「寒い」を連呼していました。

 

よく、帝王切開痛くなかった?と聞かれますが、麻酔が大変よく効いていたので、手術の際に痛みは感じず、何かされているな程度の感覚でした。しかも予定帝王切開だから陣痛の痛みや破水も無く、約30分くらいで処置が終わり、あっという間の出来事でした。初産で何十時間も陣痛と戦ったなんて話を聞くと、自分なら耐えられなかっただろうに…と思います。

 

足はまだ感覚の無い肉の塊でしたが、動かないと血が固まって血栓になりますよ、と看護師さんから聞いていたので、少しずつ足の感覚を取り戻すよう指先から動かし始めました。(これ結構大事らしいです!)

 

赤ちゃんの姿はちょっとしか見れなかったけど、へこんだお腹を撫でながら、もう産まれたのか〜。ここにはもう居ないのね…としみじみ。旦那たちがすぐに現像してくれた保育器で運ばれる赤ちゃんの写真を、ベッド横に飾り眺めていました。

 

そして、ここから赤ちゃんと離ればなれの孤独な産後の入院生活が始まります。