2013年

6月

28日

沢山の花に囲まれて

こんにちは、母です。

 

柚子が旅立ってから10日経ち、旦那も仕事に復帰しました。職場の皆様お休みをいただきありがとうございました。

 

入院中の話を少しまとめたのでブログに書きました。柚子がいなくなってからの私達の様子をご報告する上で、今後の写真や記事で個人的な見解を不快に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私達を遠くから見守っている方にもご報告の意味でこちらのブログに載せるので、気になる方は閲覧をご遠慮ください。

 

 

先日の葬儀を終え、柚子の周りには沢山のお花が飾られています。遺影は一番柚子っぽいものを選びました。4月18日のものです。ベビーベッドの上で私が携帯で撮ったものでした。ちょうど敷いてあるオレンジ色のタオルが柚子らしくて似あっています。トレードマークのちょんまげも欠かせません。昔は遺影は黒縁だと思っていましたが、柚子がまだ幼いということもあり、葬儀社のご配慮で木の額に黄色のリボンをしてくださり(黄色はこちらで指定していなかったので、びっくりしました)、通常花も菊などが多いそうですが洋花に変更してくださったのです。柚子と自宅に帰ってきてすぐに葬儀社の比較などするパワーも無く、自宅に一番近いからという理由で決めた葬儀社でしたが、本当に本当に心配りが行き届いていて感謝の気持ちでいっぱいです。

 

お墓は旦那の父方のお祖母ちゃんが入っているお墓に決めました。お寺さんに連絡すると、土日でしたら大丈夫とのことで、翌日には土日の通夜/告別式が決まりました。私たちは通常より長い時間を柚子と自宅で過ごすことになりました。今振り返ると、この時間があったことで柚子の死と向き合うことが出来たのだと思います。

 

最後まで親孝行な柚子です。長く一緒にいてくれてありがとうね。

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2013年

6月

28日

6月17日(月)

17日のことを思い出すと、柚子の最後の場面がフラッシュバックしてしまい心臓が潰されるような思いです。書けるところまでお伝えできればと思います。

 

 

 

17日旦那が午前休をいただき、ずっと担当してくだっている先生に挨拶するまで残ると言っていました。私は毎週月曜日はグループワークなので、入院になってしまい当分お休みすることを療育センターに電話しました。

 

月曜なので、今回の担当の先生と昨年担当してくださった先生が来てくださり、今後の対応など説明を受けました。

 

11時過ぎに旦那が仕事に向かいました。私は部屋で過ごしていましたが、少しして、挿管のチューブをさらに太いものにするとのことで、廊下で待機するよう言われました。いつもは部屋を出てすぐのピンクのベンチで待機するのですが、処置待ちのママさんがかけていたので、看護師さんに小児科病棟から少し離れたベンチに行ってきますと伝え、携帯と離乳食の本を抱えて後にしました。それまであまり進んでいなかった離乳食でしたが、6月に入ってから突然柚子が沢山食べれるようになったので、バリエーションを増やすべく、昨日病院に来る前に買ってきました。

 

ある程度の時間が経った頃に、病室に戻りました。処置も終わって柚子の顔をゆっくり見れると思っていたのです。

 

病室の前に目隠し用のついたてがあったのと、沢山の看護師さんや先生が出入りしているのが見えました。慌ただしく、何かあったのだと。部屋に入ろうとすると、沢山の方が処置をしていました。誰も何も教えてくれない。でも私の口から言葉が出なくて、とりあえず廊下を出てすぐのベンチに座りました。

 

17日になってから、柚子の様態が急変する度に何度も何度も同じベンチに座っています。何分か後に、看護師さんが簡単な説明をしに来てくれました。「柚子ちゃんのチューブを変えた時に心臓も弱っていて、でも今先生たちが蘇生していますので。こちらで少しお待ちください」と言われました。でも不安や心配な気持ちは減ることは無く、すぐに旦那にメールをしました。旦那はタクシーで病院にかけつけました。

 

 

柚子は最後まで一生懸命に頑張りました。先生たちも看護師さんも尽力してくださったのもわかっています。でも本当に悔しいです。数日経った今でもこの日の事を思い出すと、どうして代わってやれなかったのだろうと、私が少し離れたベンチまで行ったから寂しくて弱ってしまったのかと、どうしてうちの柚子なのかと。昨晩からずっと自分の寿命を全て柚子にあげてください、と神様にお願いしていたので、信じられませんでした。

 

最後は旦那と一緒に柚子の体をキレイにし、部屋を後にしました。先生・看護師さん方に線香をあげてもらいました。皆さんそれぞれの中に柚子との思い出があり、柚子とお話していただきました。

 

病院が用意してくれたタクシーに乗り、自宅に向かいました。旦那が抱っこしていたのですが、そういえばいつも運転は旦那がしていたので、柚子を抱えて後部座席に乗るのは初めてだと気付きました。旦那が何度も柚子の頬にキスをしていました。最初で最後の貴重なドライブですね。私は旦那と柚子を見れなくてずっと窓の外を見ていました。こうして柚子は無事に自宅に帰ってこれました。お疲れ様でした。

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2013年

6月

28日

6月17日(月)の日記

17日に日付が変わってからは、胸の詰まるような長い時間でした。

当日旦那が早朝に病院に来てくれました。夜中まだ柚子が安定していた時に、私が入院中の日記を付けたいのでノートを持ってきてとお願いしていたので持ってきてくれました。

 

 

以下17日の朝に書いた日記です。先日のブログと重複する部分もありますが、ノートに書いたそのものを書き写します。

 

《13/6/17》

柚子が15日から入院することになりました。今年は2月3月に続き、3回めの入院です。

 

14日頃から呼吸がゼコゼコしていいはじめ、せきをするようになりました。病院に連れていこうか迷いましたが、連れてきてよかったです。外来にいた時はまだ少し落ち着きが見られましたが、小児科病棟に来てから、ものすごいスピードで悪化しています。

 

15日夕方 酸素テント→ブタ鼻のマスク

16日早朝 ブタ鼻マスク→鼻と口のマスク

16日午後 鼻と口のマスク→挿管

16日21時以降 サクションでサチュレーションが落ちることが何度かあり、都度回復してもらうが、肺がかたく、かなりの圧が必要。二酸化炭素をうまく吐き出すことができないので、どんどん溜まっていく。17日早朝には完全に眠らせて、器械による呼吸を任せる。

ガンマグロブリンの投与が始まる。痰は夜中はかなり茶色だったが、朝ひいてもらったところ、少し白っぽくなっていていた。粘度が高いので心配。

早朝に旦那が日医に来てくれて、パワースマイルを使って加湿を始めることが出来た。

いつもはモクモク加湿をするのだが、昨日の段階で病院にはネブライザーが無かった為(消毒済みのもの)加湿できないことがとても心配。

 

夜中に器械と柚子の呼吸が合っていなかったようで、挿管を少し大きいものにしたら少し安定。

 

17時朝8時で95/139

昨日よりも熱も下がり、(16日早朝は38.8℃だった)心拍数も下がっているがサチュレーションが心配。

 

これから他の先生も来てくれるので、柚子が早く治るよう祈るのみ。

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2013年

6月

28日

6月16日(日)

母です。6月16日(日)に旦那とバトンタッチして、付き添い入院をしました。

当日13時過ぎに食料を買いためて病院に着きました。旦那からは前日の夜中から、状態をこまめにメールしてもらっていたので、挿管をすること・部屋を移動することになるとは聞いていたので、ある程度の心の準備はしていました。しかし、部屋に入るといつもと明らかに様子が違っていました。

 

16日の旦那のブログにあるように、部屋を移動してからすぐにサチュレーションがどんどん下がり始めました。いつもは100〜95くらいなのに、パッと見たら65→45→17→3(こんな感じで大幅に下がっていきました)…あまりの値の低さに頭が真っ白になり、カバンを下ろすことも出来ずに体が硬直してしまいました。はじめは上手く足についてないのかなと思い、足を見てみましたがモニターはしっかり付いています。いつも温和な旦那が聞いたことのない大声で柚子の名前を呼んでいた時、悪い夢でも見ているような気持ちで私はただ置物のように突っ立っていました。

 

そうこうしているうちに、廊下で待つように言われ、安定した頃にようやく柚子と面会出来ました。それでも挿管したことで、柚子はあとは回復していくだけだと思い、旦那と部屋で弁当を食べながら、今回は何日くらいで退院できるかね〜と予想しながら、秋以降の予定なんかを話していた気がします。

 

夕方以降、担当の看護師さんがこまめに吸引してくださり、体の向きを変えることで痰を動かしてくれました。私達にも丁寧に説明しながら作業してください、改めて勉強になりました。吸引すると血の滲んだような痰が引けて、今まで鼻先以外で流血したのを見たことがなかったので、段々と今回はとても長い入院になるのでは、と考えていました。それでも最後は時間がかかっても必ず回復して退院すると信じていました。

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2013年

6月

28日

柚子が繋いでくれたご縁

こんにちは、母です。

 

先日旦那がブログに書きましたが、6月17日13時31分に柚子が天国に旅立ちました。

 

突然のことで、ご連絡が行き届かず大変驚かれた方もいらっしゃると思います。この場を借りてお伝えすることをお許しください。

 

昨日で柚子がいなくなってから10日経ちましたが、あっという間のような、10年にも20年にも感じるような時間でした。

 

当の私たちは大事な一人娘を失った悲しみに浸ることも出来ず、とにかくやることが多い。葬儀の打ち合わせやお寺さんへのご挨拶に伺い、日々を過ごしていました。そんな中、沢山の方に助けられ、無事に終えることが出来ました。

 

幼い柚子の葬儀に沢山のお花をいただき、沢山の方にご参列いただき、柚子のお友達もかけつけてくださり、旦那の会社の皆様にお手伝いしていただき、来れずとも温かいメールをいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

これも柚子が繋いでくれたご縁なのかと思います。

柚子、ありがとうね。

 

今後とも私達家族を宜しくお願いします。

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2013年

6月

26日

天国に旅立ちました

こんばんは、父です。

 

この記事の題名の通り、柚子は天国に旅立ってしまいました。

 

前回の記事を書いたあと、肺炎の悪化が止まらずに呼吸窮迫症候群の為、6月17日に亡くなりました。産まれてから1歳6ヶ月でした。

 

お通夜、告別式は先週末に無事に終えました。

ご会葬いただきました皆様方には厚く御礼申し上げます。予想を遥かに上回る数の方々に参列いただき、賑やかな葬儀になった事は柚子も嬉しかっただろうと思います。本当にありがとうございました。

 

また都合がつかずに、参列は出来なくとも温かいお言葉を掛けてくださった方々にも厚く御礼申し上げます。

 

私達夫婦にとって、柚子は今後もかけがえのない宝物である事には変わりありません。柚子がいなくなった今となっては、柚子が天国で「うちのパパとママはすごいんだよ!」と自慢できるような人間になれるよう、私達夫婦は努力を続けます。

 

本ホームページ、柚子日和は今後も続けていきます。柚子のその後の事や、私達がどのように柚子と向き合って行くかを書いていきます。

この記事で驚いた方もいらっしゃるとは思いますが、申し訳ございません。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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2013年

6月

16日

柚子の体調

こんばんは、父です。

 

昨日、妻が書いてくれたように、柚子がまた入院となってしまいました。

大学病院に行ってからも悪化し続け、今日の午後に挿管しました。

原因は良く分かりませんが、今回も肺の機能低下による呼吸困難のような症状です。肩で大きく息をして、目もうつろにしている柚子を見ているだけで、胸が締め付けられます。また、部屋を移動した際に呼吸器の切り替えがあり、サチュレーションの値が一桁まで下がってしまいました。今思い出しても苦しくなりますが、柚子を失うかもしれない恐怖を感じ、まともな神経を保つのに精一杯です。

 

一番苦しいのは柚子ですが、親なのに何もできない歯痒さをどこにぶつけていいのか、私達夫婦は苦しんでいます。

 

このホームページを見てくださって、ありがとうございます。出来れば少しでもいいので、柚子を応援してあげてください。

 

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2013年

6月

16日

今年に入って三度目の入院

入院前日。なぜか余裕のある表情。
入院前日。なぜか余裕のある表情。

こんばんは、母です。

 

突然ですが、今日から柚子が入院することになりました。昨日からゼコゼコと呼吸音がし始めたので自宅で吸入・吸引を行なっていましたが回復する様子がなく、柚子の場合はすぐに症状が悪化することから、大事をとって朝からかかりつけの大学病院へと行きました。土曜日だったのでいつもと違う先生でしたが、診察していただいてすぐに入院が決まりました。外来で診ていただく頃には胸がバコバコいうくらい激しく呼吸をしていたからです。

 

今週は月曜にいつもの療育に通い、火曜に予防接種でMRを打ってきましたが、その際には呼吸はとても状態が良かったので先生からもお墨付きをいただいていました。いつもながら悪化するのが早くて心臓に悪いです。しかしながら今回は早い段階で病院へ行ったみたいで、先生から褒められました。

 

今日は先生から特に病名などは告げられなかったので、まだ原因は特定できていないようです。血液検査の結果は炎症の値は特に高くもなく、白血球の数値がいつもより少し高かったそうですが、白血球は採血時のストレスなどで上がる場合があるので、直接的な原因などに繋がっているかはわからないそうです。最近気温の変化が激しいので、分泌物も多いし風邪かなぁとも思いますが。予防接種後は外出もせずに自宅でのんびり過ごしていたので、正直どう生活していけばいいのかわからなくなります。

 

小児科の入院病棟へ移動してから1時間程酸素テントに入っていましたが、あまりにも呼吸が苦しそうなので鼻から圧をかけて肺を広げる機械を使うことになりました。鼻から頭にかけてチューブの付いた姿を、その見た目から私達夫婦はトルメキア兵と呼んでいます。(ナウシカに出てくる兵士の兜に似ているので)急に機械を付けられて、呼吸も苦しいし、ミルクも飲めないし、イヤなことだらけで柚子のストレスMAXです。泣きすぎて顔もむくんでパンパンです。でも今は耐えるしかありません。代われるものなら代わりたいです。

 

 

ちなみに今日は土曜日だったので旦那と一緒に病院へ行きました。柚子の場合、検診後そのまま入院になることが多いので、数日分の荷物はあらかじめ車に積んでありました。急な入院でも親のどちらかが子供に付き添って残らなければいけないので荷物を一人で運ぶのは一苦労です。旦那は初めての入院の時に全ての荷造りをしたので懲りたそうです。今晩は自宅の掃除や洗濯などをしなくてはいけないので、私が帰宅し旦那が柚子に付き添ってくれています。家の中に一人でいるのは不思議なもので、あんなに一人暮らしを長くしていたのに、とても寂しいものです。

 

明日からの付き添い生活、柚子が早く治って一緒に帰れるよう頑張ります!!!皆様も体に気を付けてください。

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2013年

6月

02日

1歳6ヶ月を迎えました

赤ちゃん体型から幼児体型に
赤ちゃん体型から幼児体型に

こんばんは、母です。

 

昨日で柚子が1歳6ヶ月になりました。あっという間に日々が過ぎ、柚子なりにスローペースではありますが、成長しています。

 

先月から療育センターでのグループワークが始まり、週1回8名程の同世代の子どもたちと遊びながら体と心を育んでいます。柚子は始めたばかりで、慣れない環境と見知らぬ人々の中で、更には一番眠い午前の時間だということもあり、とにかく泣いています。普段あまり泣かないので、親が一番びっくりしています。他の子が比較的大人しいこともあり、先生からはきっといつも泣いてる子のイメージがついてしまったのではないかと母は心配しております。

 

内容は親子で体を使ったお歌遊びから始まり、休憩をはさみ、ダイナミックに遊具やタオルを使った遊びをします。一緒のグループの子の中にはバイバイやパチパチ、お座りなどをしていて、個人差はあるとは言え、やはり羨ましく憧れの存在です。まだまだ泣いてばかりの柚子ですが、楽しく通い続けていこうと思います。

 

1年前、肺炎からの入院で4kg近く増えていた体重も3kg近くまで減って小さくて細っこい体だったのが、今では8kg近くあります。身長は74cmと、本当に大きくなりました。筋肉が少なくて身長ばかり伸びるので、普通の赤ちゃんよりなんだかバランスが大人みたいです。笑

 

最近は肌荒れがひどくて心配ですが、今週大学病院での検診があるので相談してみようと思います。また、以前こちらにも書いた髄膜瘤の悪化は特になく一安心です。手術の予定はありましたが、やはり全身麻酔をかけるので、もっと体力のついた頃に行うことになりそうです。

 

そんなこんなで、大きな風邪もひかずに頑張っています。このまま素敵な夏が迎えられますように。ではでは。

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