2011年

12月

17日

生後17日目 目を開けました

担当のMさんからいただきました
担当のMさんからいただきました

体重1098g ミルク18ml/回

保育器 湿度65%、温度30.3℃

今日は午前中に目を開けたということで、担当の看護師さんが沢山写真を撮ってくれました。目を開けた姿もとてもかわいいです。いつも保育器の下に置かせてもらっている日記に写真とメッセージをいただきました。私達が面会で柚子に会える時間は1日の3分の1程度です。ささいな出来事でも私達にとっては奇跡なので、こうして日記に書いてくださることが本当に嬉しいです。

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2011年

12月

15日

生後15日目 初めてのカンガルーケア

大あくび
大あくび

体重1100g ミルク14ml/回

身長39.5cm、頭囲26.5cm、胸囲23.0cm

今日から点滴が外れました。おめでとう!栄養が母乳のみになります。ママも頑張るね。

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2011年

12月

12日

生後12日目 酸素の補助から卒業

足がびょーん
足がびょーん

体重1165g ミルク8ml/回

今日はパパが仕事で遅いので、昼のママ面会のみです。ゆずぴーは相変わらずおてんば。足がよく上がっています。今日から酸素の補助が無くなりました。黄疸の治療があるから保育器の温度は少し高め。ミルクも順調です。

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2011年

12月

11日

生後11日目 お鼻の呼吸器卒業

ぴょん子 うさぎ年です
ぴょん子 うさぎ年です

体重1160g ミルク6ml/回

鼻チューブを外す時間を少しずつ長くしてもとても安定していたようで、今日は鼻の呼吸器も外しています。ようやくお顔がすっきりしてきたね。まだお腹にいた時に、エコー写真を見たママのママが「ぴょん子」と謎のあだ名を付けてて、その時はなぜ?って感じだったけど、結果1月の出産予定日だったのが年内になったことで、柚子の干支がうさぎ年になったからびっくり。この写真がとっても「ぴょん子」っぽいね。ゆずぴーの経過が順調で、パパもママもとても嬉しいです。

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2011年

12月

10日

生後10日目 初めてのだっこ

お鼻の三角が気になるみたい
お鼻の三角が気になるみたい

体重1158g ミルク4ml/回

あっという間に10日経ちました。ゆずぴーも元気いっぱいで手足をよく動かしています。脚力が強くて、うつ伏せ状態から今にも立ち上がりそうです。今日は初めての体拭きとおむつ交換を教えてもらい、ドキドキの中やってみました。夜の面会では、鼻チューブを外している姿に感激!直接呼吸の補助が無くてもとても安定しているようです。本当によく頑張っています。

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2011年

12月

09日

生後9日目 挿管から鼻チューブへ

一歩前進かな
一歩前進かな

体重1170g

今日はママが退院後初めての面会に行きました。保冷バッグで母乳を持っていきます。到着すると…大ニュース!呼吸が安定してきたので、鼻チューブになりました。おめでとう!胃の消化を助けるためにうつ伏せになっています。初めて背中を触ったら、ふわふわ〜。でも浮腫んでいるようでパンパン。

しかも今日から本格的にミルクスタートしたそうです。2mlずつと少量ですが、一歩前進だね。

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2011年

12月

08日

生後8日目

少し笑ってる?
少し笑ってる?

体重1166g

今日は一足先にママが退院です。柚子ちゃんはもう少しNICUで頑張ろうね!久々に病院の外に出たせいか体調を崩してしまい、夜の面会はパパだけで行ってもらいました。家に帰ると柚子がいなくて、なんで自分だけ帰ってきているんだろうと悲しくて寂しくて泣いてしまいました。明日からの面会生活頑張ります。

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2011年

12月

07日

生後7日目

黄疸の治療から目を守る
黄疸の治療から目を守る

体重1194g

黄疸の治療中は目を守る為にアイマスクをします。

昨日母乳を開始しましたが、夜に胃が荒れて出血してしまったようで、また母乳お休みに。残念、柚子ちゃんこの年齢でガスターを飲みました。

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2011年

12月

06日

生後6日目

堂々と寝ている
堂々と寝ている

体重1162g

大ニュース!弁を閉じる薬が効いてきたので、薬を一度休んでチューブで母乳をスタートしました!

入院部屋でヒマしているママの元に午後、助産師さんが来て「ママの母乳をチューブで飲んでもらえるようになりましたよ」と言われた時、嬉しくて泣いてしまいました。柚子が傍にいないのに胸ばっかりガチガチに張って、母乳なんて出ても無駄だって思って、無事に出産した他の方は授乳しているのを横目にビンに母乳を絞る作業をしてて、毎回泣きそうな気持ちでした。

ミルクは1度に2ccずつで、10・12・16時に実施。2ccを2時間かけて専用の器械でチューブを通して胃に入れます。

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2011年

12月

05日

生後5日目

考えているポーズ
考えているポーズ

本日 保育器31.6℃、体重1112g

心臓の弁を閉じる薬の影響で、尿が出なくなって体がむくんでしまいました。弁は少しだけ閉じたらしい。

胎動が激しかっただけあって、保育器の中でもキック力がすごい!パパはサッカーを教えたがっています。今日は平日だけどパパは仕事終わりに毎日面会に来ています。ご苦労様です!

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2011年

12月

04日

命名!〜4日目〜

お顔に手をあてるのがクセです
お顔に手をあてるのがクセです

NICUでは、子の両親は面会時間中ならいつでも会えますが、祖父母は月1回しか会えません。また、子供も基本的に入れません。やはり免疫力の低い新生児を守る為、沢山の人が面会に来ることで治療に支障を来さない為だと思います。

 

祖父母にとってはこの月1回の面会がとても貴重です。初めての面会は日曜日の4日にしました。旦那の両親と私の母が参加します。

 

そこで、当日赤ちゃんの名前をじじばばが呼べるように、この日までに名前を考えることにしました。出産までに画数や好きな呼び名で候補を3つ程に絞り込み、後は産まれてから顔を見て決めようということにしました。

 

この名前を付ける作業、出産まではキャッキャ言いながら相談していましたが、実際付けるとなると本当に責任重大。一生背負う名前を付けるとなると、親もそれなりの覚悟がいりますね。最近は変わった名前の子が多いと言いますが、個人的な意見ですが、キャラクター系、え!そんなんでそう読むの?みたいな、子供が就職や結婚する時にどうするんだろうって名前だけはやめてあげてほしいなと思います。

 

そして、命名。「柚子(ゆず)」

由来は、出産当日急に冷え込んで冬の訪れを感じました。由希の子なので、漢字もちょうどいい、柚子。柚子湯のようにぽかぽか暖かく、周りの人の心を温めることが出来るような、優しくて思いやりのある子に育ってほしいという願いを込めて付けました。他にも候補はありましたが、顔を見て、旦那と二人で「こりゃ柚子だね!」と即決しました。

 

実はお腹の中にいた時からママが密かに温めていた名前です。某漫画の家族の息子がユズピと呼ばれているのを見て、私も子供に「ゆず」の付く名を付けたかったのです。また、後から調べたのですが柚子の花言葉は「健康美」だそうです。今は病気が沢山あって大変ですが、健康にすくすくと育ちますように。

 

これからよろしくね。ゆずぴー!

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2011年

12月

03日

マウスケアって楽しい!〜3日目〜

綿棒でマウスケア
綿棒でマウスケア

まだミルクは飲めないので、点滴で栄養をもらっています。

 

胃に直接チューブがつながっていますが、薬や治療の関係でまだ母乳は飲目無い状態です。

 

そこで、お口が乾いてしまう(間違ってたらすみません)のを防ぐため、母乳を含ませた綿棒でお口を潤します。母乳にはママの免疫が沢山詰まっているので、赤ちゃんは母乳を飲むことで、病気に対する免疫をつけていきます。

 

このマウスケアがすごく楽しくて、まだまだ小さいのに、ちゃんと綿棒に反応してハムハムするのが可愛い!毎日楽しみが増えてきます。

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2011年

12月

02日

ママ、初めてNICUに会いに行く〜2日目〜

この日、午前中にNICUで赤ちゃんの担当になった看護師さんが挨拶に来てくれました。赤ちゃんの写真とメッセージカードをいただき、まだじっくり会えてなかったので感動してしまいました。ありがとうございました!

 

午後には足も動くようになりましたが、まだお腹が痛く、定期的に痛み止めを点滴で入れてもらっている状態でした。しかし「動いた方が治りが早い」という格言を信じて、看護師さんに車椅子でNICUに連れていってもらいました。

 

うちは予定帝王切開だったので、手術前日にNICUの見学をさせていただいていました。テレビでしか見たことなかったので、沢山の赤ちゃんが保育器などで治療を受けている様子に始めはびっくりしましたが、スタッフの皆さんが明るくて優しくて、ここに赤ちゃんを預けて回復を待つんだ〜と、なんだかほっとしました。そして、ある程度心の準備ができたことで、今後の面会生活がぐっと楽になりました。

 

生で見る我が家の赤ちゃんはとても小さく、沢山のチューブや点滴がついていてガリガリで、物々しい様相でしたが、やっぱり可愛い!お腹が痛くてゆっくり出来ませんでしたが、面会の時間内ならば来ていいとのことで、寂しい入院生活での最大の楽しみが出来ました。

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2011年

12月

01日

出産当日の夜

午後に赤ちゃんが運ばれたNICUに旦那だけ面会に行きました。私は術後すぐだったので部屋でお休み。写真を撮ってきてもらい見せてもらいました。旦那かなり興奮気味で、すでに親バカな感じ。

 

出産当日の夜、看護師さんから母乳を出す練習を始めましょうと言われ、私ポカーン。

 

なぜなら、忙しすぎて母親学級に一回も参加しておらず、出産・妊娠のハウツー本は穴が開く程読んだが、出産も予定日より1ヶ月半以上早かったので、私の体から母乳が出るの?という感じでした。

 

すると看護師さんいわく、胎盤を出すと、母親の体は母乳が出るようになるらしい!人間の不思議!言われるがままに挑戦。難しいが確かにじんわり出てくる。この辺は表現すると気持ち悪いので、飛ばしますが、まだ麻酔が効いてる下半身を横目に母乳修行の始まりです。

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2011年

12月

01日

パパと柚子のご対面

妻が頑張っている間、私は手術室前の休憩所みたいなところで待っていました。

待っている間の心境はなんとも表現が難しいですが、普通に出産待ちをしている父親の心境とは違う気がします。突然の出産になってしまったこともあり、赤ちゃんが正常な状態で産まれて来ないだろう事を覚悟するような時間でもありました。

そんなこんなしているうちに、手術室から新生児用の保育器が出てきました!!その中の赤ちゃんは胸を上下させ、しっかりと呼吸をしているように見えました。事前に1000gちょいくらいで・・・という事は主治医の先生から伺っていましたが、想像していたより大きく感じました!そしてなんとなくかわいい。笑 その後、ベッドの上の妻とも会え、無事に出産が終わったのでした。

 

その数時間後、赤ちゃんの検査が終わったとの事で、父親の私一人でNICUの個室に通されました。その段階で判明していた事は、脳梁の完全欠損、動脈管開存症(PDA)、心室中隔欠損症、腎臓奇形でした。はっきり言って、目の前がクラクラするような衝撃でした。先生には「奥様には私から説明しましょうか?」と提案されましたが、私から説明したいと伝え、個室を出ました。

個室を出たまま妻の病室に向かい、全て話しました。先生は妻に後日伝えるつもりだったと思いますが、私たち二人の子の話を妻にだけ後日というのは、隠し事みたいで(隠し事ではないが・・・)嫌ですし、妻の性格を把握した上ですぐに伝える事にしました。

覚悟をしていたつもりではありますが、いくら覚悟しても覚悟が足りなかったなと思い返します。

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2011年

12月

01日

いよいよ出産!【後編】

無事に帝王切開手術を終え、移動用のベッドに乗せられた時、ものすごい寒気が襲ってきました。

 

手術室から出た所に旦那達が待っていてくれました。みんなは赤ちゃんが保育器で出てくる所に会えたようで、可愛かったよーとか、お疲れさまーと声をかけてくれたのですが、とにかく寒くて寒くて、旦那に向かって「寒い」を連呼していました。

 

よく、帝王切開痛くなかった?と聞かれますが、麻酔が大変よく効いていたので、手術の際に痛みは感じず、何かされているな程度の感覚でした。しかも予定帝王切開だから陣痛の痛みや破水も無く、約30分くらいで処置が終わり、あっという間の出来事でした。初産で何十時間も陣痛と戦ったなんて話を聞くと、自分なら耐えられなかっただろうに…と思います。

 

足はまだ感覚の無い肉の塊でしたが、動かないと血が固まって血栓になりますよ、と看護師さんから聞いていたので、少しずつ足の感覚を取り戻すよう指先から動かし始めました。(これ結構大事らしいです!)

 

赤ちゃんの姿はちょっとしか見れなかったけど、へこんだお腹を撫でながら、もう産まれたのか〜。ここにはもう居ないのね…としみじみ。旦那たちがすぐに現像してくれた保育器で運ばれる赤ちゃんの写真を、ベッド横に飾り眺めていました。

 

そして、ここから赤ちゃんと離ればなれの孤独な産後の入院生活が始まります。

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2011年

12月

01日

いよいよ出産!【前編】

出産当日、旦那、旦那のお母さん、おばあちゃん、私の父母が来てくれました。(平日だったので旦那のお父さんは来れませんでした)

 

手術の予定が二番手だったので、前の手術の方が終わってから午前10時過ぎにお呼びがかかり、看護師さんと旦那と3人で一つ下の階にある手術室まで歩いていきました。

 

手術室の前室に辿り着いてもまだ実感が湧かず、なんだかぼーっとしたり、無駄にヘラヘラしていたのを覚えています。いざ手術室に入ることになって、急に怖くなってきて、生まれて初めての手術だしすごく緊張していました。

 

手術台に上がり、腰から麻酔をかけて下半身がなんの感覚もない肉の塊のようになりました。手は動かせないように手首の辺りを台に固定されて、青いビニールシートのついたてのようなものが胸の辺りに置かれました。自分のお腹より下は見れなくなっていますが、意識もあるし、器具のカチャカチャ音も聞こえてくるので恐怖は増すばかりです。

 

11時過ぎ、いよいよ手術が始まりました。手術中、好きな音楽をかけてくださるとのことで、洋楽の方がBGMになっていいかなと思い、ビートルズの「1」というアルバムをかけてもらいました。先生や看護師さん達が「よろしくお願いします」と声を掛け合っている下で、私は手術への恐怖と

「早く産むことになってごめんね」

「どうか生きて生まれてきますように」

「どうしてこんなことになったのだろう」

「(旦那に対して)丈夫な子を産んであげれなくてごめんなさい

という色々な気持ちでいっぱいになってしまい、ボロボロと泣いていました。看護師さんは大丈夫ですよーと励ましながら涙をティッシュで拭いてくれました。

 

開始から5分程すると、先生(後にNICUで柚子の担当の先生になる方)が「もうすぐ赤ちゃん出てきますから、この辺りを見ていてくださいね」と、頭の右側から声をかけてくれました。私はまだ号泣中。

 

2011年12月1日午前11時27分

「はーい、おめでとうございます!」

先生の両手には抱えられているというより包まれている、子猫位のサイズの血だらけの何かかがやってきました。これが柚子との初のご対面です。

33週2日 1150g女児の誕生

一番最初に思ったのは、小さいながらもはっきりと産声が聞こえたので、生きてて良かった!でした。また、血まみれで人の形か何かもわからないけど、先生が赤ちゃんを私の顔に近づけてくれた時に、不思議と自然に、かわいい!と感じました。私相変わらず大号泣。

赤ちゃんはそのまま保育器に入れられ、一足先にNICUへ。

 

すぐにお腹を閉じる処置が始まり、私は段々落ち着いてきて部屋を見渡す余裕すら出てきました。先生がビートルズって帝王切開に合うね〜なんて言ってるのを聞きながら、気がつけば手術終了。

 

先生方、ありがとうございました。

自分、お疲れさまでした。

赤ちゃん、早くまた会いたいね。

 

後編に続く〉

 

 

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